サロン顧客管理システムの導入までには、いくつかの段階を踏んでいく必要があります。そこでここでは、事前に知っておきたい情報として、導入までの大まかな流れや導入前後で期待できる変化やメリットなどについてまとめてみました。
サロン顧客管理システムの導入は、サロン運営にとって多くのメリットに繋がるとされています。例えば、既存顧客向けの販促ツールが充実しているのでリピート率の向上が期待できるのもその一つ。来店からしばらく経ったタイミングや誕生日に自動でメールを送信するなど、漏れなく再来店フォローができるためです。
またWEBからの集客率がアップすることも、システム導入のメリットです。WEBからの集客率を上げるためには、まずWEB検索で有利になることが求められます。管理システムを導入すると、搭載されている「予約機能」によりホームページの閲覧数が必然的に増加するため、結果WEB検索でも有利となり、新規顧客の獲得など集客に繋がっていく、というわけです。こうした利点から、管理システム導入は新規店舗ほどサロン管理システムの恩恵を受けやすく、経営も軌道に乗ると言われているのです。
では実際にサロン管理システムを導入するためには、どのような手順が必要となるのでしょうか。そこで、システム導入にいたるまでのステップを、下記にまとめてみました。
まずはインターネットで複数のサロン管理システムのホームページから、製品の情報を集めましょう。機能・費用・契約条件を洗い出して候補を絞ったら、資料を請求します。
候補を数社に絞ったら、体験版デモを申し込みましょう。営業担当が直接訪問してくれる場合もあれば、ソフトが郵送で届く場合もあります。このとき、店舗側だけでなくお客様側の管理画面の操作性もしっかりチェックしましょう。少しでも操作に戸惑うようなシステムだとお客様には浸透しません。
営業担当者から見積もりが提示されます。金額など提示内容をしっかりと比較検討したうえで、納得できたら契約へと進んでいきます。
導入システムを決定したら、リースまたは購入の手続きをします。リースを選択した場合、契約が終わるまでより良いシステムが出ても乗り換えられないリスクがありますので、できれば1年単位で更新する方式をとるシステムを選択するのがおすすめになります。
導入にあたり必要な環境を整えます。パソコン、プリンタ、キャッシュドロアやネットワークの環境の他、システム会社独自のハード機器の設定が必要となる場合がありますので、事前によく確認をして準備していきましょう。
システムを運用するにあたって、合同または個別の説明があります。このときに疑問点や不明点は必ず確認しておきましょう。トラブルがあったときの対応法についても、しっかり説明を受けておくことが大事です。
実際の運用がスタートしていくと、現場では機器の不具合など予期せぬトラブルが起こることもあります。導入後のサポートは電話orメールのどちらなのか、どれくらいで返事をもらえるのかなど、アフターフォローについても事前に必ず確認しておきましょう。
いくらメリットがあるとはいえ、先行投資でシステムを導入するのはリスクが高いと心配な方もいるかもしれません。そのような方はぜひシステム導入費用を試算してみてください。客単価から得られる収益を算出し、さらに必要経費を差し引いた中から予算を割り出せば、無理なく導入できるはずです。
サロン管理システムといってもそれぞれ機能に違いがあります。タブレット等で手軽に管理できるクラウド型システムなら初期費用は0円5万円以内ですし、POS機能が備わった本格的なものなら初期費用で50万円以上かかるケースもあります。
新規開業で最低限の機能で十分と考えるなら、クラウド型のサービスでも問題ないでしょう。月額費用は1万円以内で導入できるシステムがおすすめです。
ただし、価格だけに捉われると機能面で物足りなさを感じるかもしれません。コストを抑えるにしても機能性、拡張性、操作性、汎用性にも着目し、自身の運用に適したものを選ぶようにするのが、管理システムのメリットを得るためのカギと言えるでしょう。
参照元:ビズ×クロ公式HP( https://bizx.chatwork.com/crm/cost-performance/)
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