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美容室・ヘアサロンの開業

ヘアサロンを開業する際には、開業するのに必要な資金や資格の有無、店舗の決め方などの準備や開業後の運営についてだけでなく、業界の状態についても知っておく必要があります。それには、実際に開業されているオーナーの話などは参考になります。開業資金に必要な項目や金額を把握できるだけでなく、いくらぐらい用意しておけばいいのかの目安にもなります。

ここでは、これからヘアサロンを開業しようと考えている方にむけて、ヘアサロン業界の現状や開業するために必要な資格、開業資金の相場などの情報を紹介しています。

目次

ヘアサロンを開業するなら業界の現状を知ろう

厚生労働省の「令和2年度衛生行政報告例の概況※1」によると、令和2年度の美容室の数は約25万施設。前年より、およそ3,500施設ほどの増加となっています。平成30年度より25万台をキープしており、数千単位で少しずつ増えている状況です。

ヘアサロンの増加は競争力の激化に比例しており、接客サービスの向上や店舗イメージをアップさせるための経営努力が必要不可欠となります。美容師の技術や接客力だけを頼みにするのではなく、予約のしやすさや追客といった細かな対応にも手を抜かないことが、集客の基礎となります。また、前回に施したヘアスタイルなどもしっかり記録し、スタッフ間で共有できるようにしておくと、お客様からの信頼感も高まります。

※1参照元:「令和2年度衛生行政報告例の概況(厚生労働省)」:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/20/dl/kekka3.pdf

いくらカットやパーマ、カラーの技術が優れていても、対応が杜撰だったり予約が取れにくいと、お客様の足が遠のいてしまいます。ヘアサロンの安定した運営には、利用しやすい環境を作ることが大事。技術だけでなく接客や顧客管理が行き届いているお店にはまた来店したくなるもの。接客に集中し漏れをなくすためにも、データや事務作業を一括管理できるサロン管理システムを導入はおすすめです。

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ヘアサロンを開業するために必要な資格は?

ヘアサロンを開業しカットやパーマなどの技術を提供するには、「美容師免許」が必要となります。

美容師免許の取得は、美容師養成施設で2年間または通信課程で3年ほど学び、卒業後の国家試験に合格しなくてはなりません。美容師養成施設の入所には高等学校を卒業する必要があり(当分の間は中学校卒業者も可)、美容師国家試験は美容師養成施設卒業者のみが受験可能です(※2)。

また、ヘアサロンのオーナーになり2名以上の美容師を在籍させる場合には「管理美容師免許」が必要であり、美容師または理容師として美容関係の業務に3年以上従事した実務経験があることが前提です。その取得には、国が定めて都道府県知事が指定した講習会の受講が必須です(※3)。

※2参照元:「理容師・美容師免許の取得まで(厚生労働省)」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/riyoushi/index.html
※3参照元:「管理理容師・管理美容師講習会(理容師美容師試験研修センター)」:http://www.sb.rbc.or.jp/2006/11/post_21.html

ヘアサロンの開業資金はどれくらいかかるの?

美容室を開業するときの資金は、エリアや土地の広さ、広告宣伝活動の状況など状況によって左右されるため一概にはいえませんが、一般的に1,000万円~2,000万円程度は必要と言われています(※4)。物件の貸借、必要となる設備や機器の仕入れ、電話やインターネットなどの通信費、光熱・水道費、運営費用や人件費などの初期費用だけでなく、当面の運営資金も必要になります。

ヘアサロンの開業ハードルが高いのは、運営資金の高さにあるとも言えます。そもそも、美容師の平均年収は、厚生労働省が発表している令和元年賃金構造基本統計調査によると女性が290.77万円、男性が353.76万円(※5)といった統計がでています。働きながら数千万円と必要になる開業資金を用意することは決して簡単なことではありません。そのため、銀行などから融資を受けることも視野に入れた開業計画が必要となるケースが多くみられます。

※5参照元:「スタディサプリ【進路】」:https://shingakunet.com/bunnya/w0029/x0382/nenshu/

ヘアサロンの開業を成功させるための秘訣

一つのエリアで多数のヘアサロンが集まっているのも珍しくないですから、その中から選ばれるヘアサロンになるには、サロンの存在や魅力を知ってもらうための広告戦略はもちろん、集客の受け皿となるサロン顧客管理システムの導入が重要となります。

サロン顧客管理システムは、顧客情報や予約だけではなく、売上、スタッフの教育状況までまとめて管理することが可能です。うまく活用すれば、仕事の効率化や集客率の向上、売上アップに繋げられます。

「難しくて扱えなさそう」「コストがかかりそう」といった印象もありますが、多機能だけでなくユーザビリティに配慮されたシステムがほとんどです。機能が充実しながら低コストで使えるサロン管理システムもあります。まずはいろいろと試してみるのがおすすめです。

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